【インド探検日記】生のインドを解凍する

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zoom RSS 初めての「親切」

<<   作成日時 : 2008/11/26 21:20   >>

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1977年11月26日   VARANASI to SATNA
いよいよ本格的なひとり旅の始まり…
大きなシタールを抱えての列車の旅…初めての試練なのだ。
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ベナレス発11:30…Dadar Exp.に乗り、遠々10時間の列車の旅…ともかくバテタ。
ベナレス始発の列車なので席はなんとか確保できたが、
予約なしの飛び乗り乗車、料金は25.75Rs.
結局車内検閲はまったくなく、車内で覚えたての映画ソングを披露したり、
文芸春秋を読みふけったりしてすごした。

サトナに到着したのが21:15…
このとき、インド人の親切に心を打たれた。

インドの列車…とりわけ二等自由席というのはすさまじい。
わがシタールは、差しさわりのない空間にうまく収まり、走行中は何の心配もないのだが、
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列車に乗るときと降りるときが大変である。
途中の大きな駅アラハバードから
ものすごい混雑になってきた。

驚いたことに乗客がドアを開けないのである。窓もしめてしまう。
乗ろうとしている大勢の客たちは、外でたいへんな騒ぎ…
窓をこじ開けようとして列車内の乗客に罵声を浴びせている。
あまりにも混んでいるわけで、
ドアの脇にギッシリと客が詰め込まれ、座り込んでしまい、
(インド人、特に女性はすぐにしゃがみこんでしまい、詰めようともしない…
バスの中でやられると腹が立つ)ドアが動かなくなるのである。

僕は内心、非常に心配だった。近視の上にもう夜で外は暗い。
果たしてサトナで無事に降りれるだろうか…と。
さらに、ドアがたぶん開かないままであろうことも含めて…。

しかし、そんな心配は見事にインド人の親切によって拭い去られた。

僕がしきりに「サトナ、サトナ…」と叫んでいたことと、
片言のヒンディーで話していたことなどから、たぶん親近感をもたれていたのだろう、
金持ち風の男が英語で話しかけてきて、タバコを1本くれた。
そしてサトナ駅に近づくと、まわりの人たちが手伝ってくれて、
なんと窓から降りた。

確かに、もしもあのまますぐに列車が走り出してしまったら、
僕はホームに取り残され、すべての荷物はまだ列車の中…という超悲喜劇とあいなる。
ところが、インドの鈍行列車はひとつの駅に20分くらいは停車する。
乗客たちもこのことは十分承知しているわけであるからして、
僕の荷物をいただくつもりは全くなかったといえる。
つまり、あれは純然たる「親切」だったわけだ。

僕が無事にホームに降り立つと、
乗客の一人が水筒をかかげて
「これに、水を汲んできてくれ」というので、
水をいっぱいに入れてお礼かたがた手渡した。
僕はとても心が晴れ晴れした。
初めて見知ぬ人に、インド人に親切にされたのだった。
してみると、一概にインド人は信じられないとは言えなくなる。

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