【インド探検日記】生のインドを解凍する

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zoom RSS ひとりぼっちの夜行二等寝台車 IndiaExploration 2nd class 2tier

<<   作成日時 : 2008/10/14 23:36   >>

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1977年10月14日
21:40 ガヤ行きの夜行二等寝台車が
ゆっくりとハウラ駅のホームをすべり出した。
さらば、カルカッタ…ニランジャナ。

もう、ニランジャナはいない。
頼れるのは、自分ひとり…若干二十歳のひとり旅が始まってしまった

で、さっそく試練がやってきた。
僕の席に見知らぬ男が悠然と座っているではないか

画像

「ここは僕の席だけど…」というと、男は平然と、
「ノープロブレム…」(問題ないね)
でたでた
探検部の先輩から、このセリフには要注意だぜ、と言われていた。

ここで食い下がると、ドツボにはまる。
サラッと受け流すのが一番なのだ。
…と、悟ったのは、ずいぶん後になってのこと。

【教訓】
インド人とはバトルをするなかれ。
意地をはらずに心をほどけ。
怒り(錨)を降ろして漂えば、
波間の向こうに観えてくるインド船の「喫水線」…


その時の僕は、
「まっ、いいか…スケッチでもしよっと」
ということで、夜行二等寝台の車内を描き始めた。

やがて、乗客たちは寝支度をはじめる。
と、件の男はおもむろに
僕の席の真上の寝台をドカンと倒して、にっこり微笑みながら
「グッドナイト」と一言…
真上の寝台に昇って寝入ってしまった。

この真上の寝台が倒されてしまうと、
座高の高い僕などは、頭がつかえて座っていられない。
寝入るしかないのだった。

「なるほど、彼は消灯の時間まで、
僕をゆったりと座らせてくれたのんだな」と合点した。


インドの「喫水線」…が観えた気がした。

23時消灯。

経 麻菜(ケイ・アーサナ)@インド探検  記
TANTRA ASANA @ India Exploration


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